2016年7月22日金曜日

今日の分蜂回収

昨日蜂場Hでまたまた分蜂発生。
新巣箱の防腐処理作業でヘトヘトになり回収作業は本日行うことに。

分蜂群は通常の団垂状態ではなく、ハウス横の土手の地面に集合してしまっているので、いつもの網が使えない。というわけで手で回収することにしました。
うまいこと女王蜂を巣箱に放り込めれば勝算はあるでしょう!笑。
草につかまっている連中を草ごと巣箱にいれて、あとは手で少しづつ回収。



どっかに女王がいるはずだが・・・ とりあえず掴んでは巣門へを繰り返す。











どうも女王を回収できてない気がするので、地面に残っている蜂をよく観察する。
おや?枯れ草の中にもうひとつ大きな集団がおるぞ。
指先でぐりぐりしていると、おった!女王蜂。こちらでしたか。


女王蜂は下手に扱うと飛んで行ってしまうので、慎重の上にも慎重に。
とりあえず掴んで巣箱へGOは成功しました。
どうも未交王ではなく完成王のような・・・、内検は後日して確認しよう。
しかし自然分蜂だとするとこの厳しい時期に?
うーむ、親父の蜂どんだけ元気やねん笑。そういえば夏終わりまでにもう一回分割しないと増え過ぎて困るとか何とか言うとったな。俺のは現状維持が精一杯なんだが?笑。



そんな訳でこの分蜂群いただきます。



こちらは新調した巣箱の防腐処理後の乾燥風景。
黒いのは箱も蓋も防腐処理した親父の巣箱。漢らしい完全ドブ漬け処理。
白いのは私の巣箱。ヤワな漢の底板のみの防腐処理。



この後、浸透性塗料のオスモカラーで蓋と身を塗装予定です。

この一週間ほど、内検でどうも産卵が活発化しているような気がしています。
夏減りはこれからという人もいるし、今年はいつもより産卵復活時期が早いようだという人もあり。結局はミツバチの様子を見ながらアジャストしていくしかありません。
頑張ろっと。

2016年7月14日木曜日

弱群救済

台風1号が通り過ぎ、暑い日差しが戻ってきました。
正直バテ気味。この半年で体重75kg→68kg、ウエスト93cm→85cm、体脂肪は20%を切りました。LサイズのTシャツ着て恥ずかしくないくらいにハラが凹んだのはかれこれ7年ぶりか笑。

台風の2週間ほど前から何かが流蜜しているようで結構な量の蜜が溜まっている。台風後は完全に蜜源が枯渇すると聞いていたのですが、今回は本島地方を逸れて、その後の天気もよく、蜜源、花粉源ともこの時期にしては良好のような気がします。



花粉源はどうもこのアメリカハマグルマという花らしい。現在はセンダングサもほとんど咲いていない時期ですが、この黄色い花は元気いっぱい咲いている。他に花が無いせいかミツバチもよく訪花している。花粉は鮮やかなオレンジ色。
花の構造がセンダングサと似ている(数ミリの小さい花の集合体)のでもしかして蜜もそれなりに出しているのかもしれない。そうだったら嬉しい。というのも無駄巣に溜まった蜜を味見してみたら、あら美味しい!笑。ちょっと柑橘系のフレーバーで軽くてさわやかなのでした。
この蜜がこのアメリカハマグルマの蜜であれば、沖縄の蜂蜜に新たなフレーバーが加わるのだが。果たしていかに。



うちの花粉集めの得意な群れ(通称ポリンガールズ)の花粉枠。


オレンジ色とベージュ色、薄いグレー色の花粉を集めている。
君たちが言葉を話せたらと本当に思うよ。たくさん聞きたいことがあるのだが・・・。いつか君たちの言葉を理解できる日が来るのであろうか。

それはともかく、2週間前に小さな分蜂群を回収して置いてあり、せっかく産卵成功しているのにほんの一握りの働蜂しかいない状態になっているので、隣の巣箱(2段18枚群のモンスタークラス)から額面蜂児枠1枚+働蜂をもってきてこの弱群に追加する。
一応女王保護の為に女王を王カゴへ入れておく。働蜂付きの蜂児枠を入れて、巣門を閉じる。この状態で別の蜂場へ移動させる。
移動先の蜂場で以前に働蜂産卵で解散した巣箱があった場所へ設置する。
巣箱は解散したのだが、足場のブロックの穴の中におにぎり一個分くらいの蜂が可哀そうに身を寄せ合っている。こいつらもついでに回収してしまおう。
土台のブロックは新しいやつと入れ替えて、その上に巣箱を設置、巣門をオープン。
その後様子を見ていると、巣門のとこでケンカが始まったので、木酢スプレー(木酢:水=1:10 薫煙の代用で使用しています。)を巣箱内と巣門に吹きかけ、古いブロックの穴の中にいる連中にも吹きかける。かなり強固に団子になっていたので、普通に振り落としできない。木切れで穴から巣門前に押し出す笑。
巣門前でやっぱり団子状態なので、つまんで巣門に押し込む笑。ようやくこっちが家やで扇風を始める。


はいはい、入ってや~。


指にしがみついたまま扇風行動。すごい振動!笑。



奥のブロック穴にまだ残っているが、その内巣箱に入るでしょう。仲良く一緒になってくれよ。



女王は王カゴに働蜂数匹と一緒に保存中。明後日あたりに解放しよう。
あと一週間以内には有蓋蜂児が出房してくる。そうなれば一安心。

2016年7月4日月曜日

分蜂ゲッツ!

昨日、台風1号発生。過去2番目に遅い発生となりました。
予報では宮古島、石垣島方面へ行くようですが、念のためブロックを巣箱の横に置いておく。いいタイミングで親父がブロック購入してあった。サンキュー親父。

本日は蜂場Aにて給餌、内検でほぼ一日作業。一カ月前に作った分割群が無事に産卵開始しているのを確認できました。「ありがとうねぇ」と言いながら作業する笑。成功率は約75%でまぁまぁというところ。

帰る前に蜂場Hも未交王群のチェックと、無王群の解散処理を実施。
やれやれそろそろ帰るかなと陽の傾いた空を見上げると、なな!分蜂か?うちの巣箱かいな?と見回すもどうもうちではないような。親父の巣箱かな?まあいいや回収したもん勝ちということで。


取り易い場所に団垂(だんすい)してくれたので落ち着くのを待って蜜巣枠1枚入れた空巣箱にえいやっと回収しました。二の腕の柔らかいとこを刺される笑。
 

女王が入ってますように。



こっちが家やでぇフェロモンを巣門から送り始めます。これをやり始めたらだいたい大丈夫。
この巣箱にさっきの団垂場所に残っている仲間を呼び込んで、今夜は皆でナベ囲むかな。
今日も一日頑張ったワシにボーナスゲッツ!笑。

2016年7月1日金曜日

ミツバチの暑さ対策

毎日暑い日が続いている沖縄です。

ミツバチの夏減りを軽減する為に巣箱に屋根をつけてみた。
蜂場の草刈りをした後に米袋で屋根をつける。下の写真は夕方に撮ったものなので日陰になってますが、太陽が中天にある時の光線はほとんど暴力的です。


沖縄は気温そのものは高くてもせいぜい30~34度前後で日陰に入れば涼しい風を感じます。
太陽光線を遮れば巣箱内の温度上昇をかなり緩和できると目論んでいます。屋根無しでは天板裏は40度近くまで上がりますが、屋根があれば35度くらいです。育児圏中心部の温度は36度前後が最適なのでこのくらいがいい感じかな。

あとはハチが自分で判断して温度のコントロールをします。
1:巣門前での扇風行動で巣箱内を換気する。
2:巣碑に水をかけて扇風し気化熱を利用し巣碑を冷やし巣箱内温度を下げる。
3:巣碑上でのハチの密度を下げる。
4:巣門前に出て涼む。
暑い時、温度を下げる場合はだいたい上記の行動をしているようです。ハチの換気能力は毎分60リットルに達するそうです。スゴイですねぇ。巣門前で手をかざすと風を感じます。ハチは時速20キロ程度で飛行します。換気蜂が足を踏ん張り自分が飛んでしまわないように固定した上でかなり長い時間、全力運転している様子を見ると頑張り過ぎて寿命をすり減らしているんじゃないかと心配になる。しかしそれも彼女の役割なのだろう。
夏は緑陰に巣箱を置くのが最良なのだが、全てをそのような場所に置けるわけもなく、しかし出来るだけの事はしてあげたいと思っている。
雨の少ない時期はミツバチにとって水の確保も重要になってくる。というわけで蜂場の日陰にバケツに水を入れて足場の木っ端を放り込んでみたら人気のスポットになったようです笑。

一日草刈りして休憩時に飲む冷たい麦茶はこんなうまいものがあるかと思うくらい最高にうまい。外で働くってええわぁ笑。



圧力を感じるほどの日差しはこんな感じ。屋根のテントは日よけ効果は高いが、風に弱い欠点がある。