2016年8月30日火曜日

アボカドを植える

昨日、今日と、とても涼しい日が続いています。
天気予報によると湿度が50%以下になったらしい。どうりで風もほんまに爽やかで気持ちいいはず。トンボもたくさん飛んでいます。このまま秋になってくれへんか。

今日はうるま市まで親父と一緒に出荷用巣箱の引き取りに行く。
昔住んでた場所なんでとても懐かしい気持ちに。(BGMは荒井由美で)
なんと小学生の頃に毎日通った通学路(ってか農道)が、まだそのまま残っていたのでちょっと感動してしまった。35年は経ってまっせ笑。

親父の知り合いに挨拶がてら寄ったりして、農園に帰還したのが夕方4時。
中途半端な時間なので、買ったまま放置してあったアボカドを植えてみました。



植えたのは5品種、各1本づつ。
フェルテ(B)
ピンカートン(A)
リード(A)
モンロー(B)
チョケテ(A)

アボカドは開花タイプが、Aタイプ、Bタイプがあり、両方植えないと着果率がかなり落ちるとのことなので、両タイプを交互に植えてみた。
森のバターと称されるアボカドは栄養価が高く、国産品は結構珍しいそうです。沖縄だと石垣島のアボカドが有名らしい。輸入品のハスしか食べたことないので楽しみです。
うまくいけば3年後くらい?に食えるでしょう笑。



奥にブルーベリー、手前にアボカドという訳のわからん栽培ハウスになっている笑。
でも両方ともミツバチとは相性が良い。
このハウスは放置されてからかなり経つので、赤土がガチガチに硬くなっている。雨が降ればぬかるみ、晴れが続けばカチンコチンという最悪の土壌。植えたままではたぶんうまく成長しないでしょう。炭素循環農法をベースにえひめAIや光合成細菌を使った微生物農法で土を作っていく予定です。

2016年8月25日木曜日

スズメバチを殺す

昨日、巣箱の見回りをしていると巣門の前になにやらハチの塊が・・・。
お前ら何しとるんや~?と棒でつついてみると中からスズメバチの死骸がでてきた。
もう少し早く来たら作業中?の風景を見られたのに残念。






まだ興奮状態なのか、棒でイジイジしたワシまで攻撃しかけよる笑。
西洋ミツバチは日本ミツバチより致死温度が低いので蜂球による熱殺は出来ないそうです。
なのでスズメバチの腹部を皆でギュウギュウ締めつけて呼吸できなくさせる窒息スクラムという行動をするらしい。ホンマかいなと思うが、実際死んでるしなぁ。しかし、うちのギャル共は元気ええのう。



最近、巣門の前でたむろっているハチ達をよく見かけるので何しとんかいなと。
単に暑いから外にでているのではなく、スズメバチに対する警戒行動のようです。
涼む場合は巣門の上に固まり、警戒している時は巣門の下、ブロックの上にも塊を作るということらしい。


本日蜂場Tでの作業で3群を継箱上げることができました。今季初、感謝。


午前中は花粉団子をつけて帰ってくる子が結構いるのに、夕方になるにつれ手ぶらで帰ってくるのが大半になる。
ふと見るとハマセンダンの他にも山の花が咲いている。





ギンネムは花粉源。



足元にも可憐な草花が咲き始めた。





アメリカハマグルマもまだまだ元気。
ちなみにここは歩道です、奥までずっと。すごい生命力。
まだまだ暑さは続いていますが、木々も花々も虫達も次の季節が来ていることを教えてくれています。正直ワタシもこの秋を恋焦がれる思いで待ってましたヨ笑。



台風10号への備えもしつつ、仕事帰りの羽地湾。

2016年8月20日土曜日

ハマセンダンの花

朝、蜂場の見回りをしていると、山側からミツバチの羽音が聞こえてくる。
それもたぶん数千匹単位のハチの羽音。
音はすれども姿は見えず、でも確かに聞こえてくるので奥のほうやら上のほうやら探してみると、ある高木の花にミツバチが群がっているのを確認。



最初は写真左下の木陰のあたりで探していました。



親父に何の花か聞くと、ハマセンダンとのこと。
おお、これが。
蜜はクセなく上品で美味しいらしい。花期は3週間ほど。
採蜜群の用意ができてないので、今回は蜜はとらず、ハチのエサです。

写真では小さすぎて写ってませんが、このブロッコリーのような花のまわりをミツバチがぶんぶん飛び回っています。

もし毎年流蜜するのなら、来年あたり狙ってみたい。

2016年8月18日木曜日

増勢スタートか

今週は沖縄のお盆であるウンケー(お迎え)とウークイ(お送り)に参加。
子供の頃にちょっと参加して以来か。45歳違い(生後4ヶ月)の従妹がいたりと楽しいひと時でした。祖父から親父へいろいろ継承されつつ行事が進行していきました。

ヤンバルの山の中は朝晩の気温がかなり涼しくなってきた。
産卵圏の拡大はどうも昼の気温よりも夜の気温と因果関係があるのではないかと思い始める。しまった、温湿度ロガーを巣箱の中に入れておくべきだった。

本日は蜂場Gの給餌内検をしていたのですが、花粉ペーストを入れてある容器に蜂が群がってくる。なんかいつもと違うぞ?。花粉ニーズがえらい高いということは外界の花粉が切れてるのかと思い巣門を観察すると、どうも花粉団子を持ち帰る娘が少ない。
花はあるので、混戦で枯渇してしまったのかもしれない。それだけ育児モードに入った巣箱が多いということか。



試しに花粉ペーストを外にそのまま置いてみると、群がるわ群がるわ。



ちょっと見難いですが、うまい具合に花粉団子も作れているようです。




巣門の下にスズメバチの死骸がある。蜂球で熱殺しているのだろうか。
別の日に別の巣箱の巣門をみていると、元気のよい巣箱はスズメバチが仲間を連れ去ろうとした瞬間、15匹ほどがワッと襲いかかる様子を観察できた。15匹ではスズメバチには逃げられていたけど、もっと数が多い場合は成功するんだろう。




2週間ほど前の写真ですが、ちょっと珍しいものが写っています。
成熟した女王が2匹います。
どちらもそれなりに尊敬を受けているのでこのまま様子を見てもよかったのに、アフォーなワシは分割してしまいました。
どうも弱群に2王群というのが発生する場合があるらしい。2王群を意図的に作成できるとすごく便利なんだが、欲にまみれた人間的には笑。

最近少しずつ巣礎枠の追加ができるようになってきた。
この夏は本島直撃コースの台風がまだ来ていないということでラッキーだったと思います。
まあ秋には必ず来るはずだが?
この調子でいけば夏減りは10%未満で済みそうです。
もう少し様子を見つつ、今月末からは分割と女王育成にチャレンジしてみたい。

2016年8月13日土曜日

今週のいろいろ

今日は昼から親父の残暑見舞い葉書の作成をヘルプして、連れの車を洗車する。蜂場の隣で洗車していると、興味があるのか1匹のミツバチがぶんぶん飛び回る。ワックスの匂いなのかはたまた好奇心か笑。
暑さ寒さも彼岸までというが、ほんとに昨日より少し涼しい感じ。ミツバチもいつもより元気に飛んでいるような気がするし、季節は確実にめぐっているようです。
蜂場Tのほうは平均して産卵圏が拡大しているし、これから増勢期に入ってくれると嬉しい。
なんせ沖縄で蜂を飼い始めて初めての夏なので経験としてこれからどうなるのかがわからないのです笑。



8月に入って色んな花が咲き始めています。


リュウキュウハグロトンボのメス? 胴体が少し地味な色。


今週は養蜂組合の数人でOIST(沖縄科学技術大学院大学)を訪問。ミツバチの行動生態を研究しているチームの蜂場見学や研究内容の概要をプレゼンしていただいたりしました。
カーニオランの女王とイタリアンの雄蜂で人工授精を行いハイブリッドを作成したりもしています。ハイブリッドのほうが純系より良い群れになるとのことでした。やっぱりF1(雑種強勢)だからそうなるのかな?もっと質問すれば良かったが、当日は先方さんのスケジュールがタイトで時間が足らない中で一生懸命説明していただきましたので、またの機会があるといいなぁ。
うちの娘というか女王もどうみてもカーニオラン系と交雑しているから、ハイブリッドの成績良いと聞いて気分がいいぞ笑。


学内立体駐車場の上から。この日は雨だったが、一瞬青空。


建物がカッコイイ。



観察用巣箱内の蜂を学内のサーバーに接続したカメラで撮影し、ディープラーニング( 人工知能 )でリアルタイムに蜂の個体識別と行動を解析するシステム。
現在はディープラーニングに蜂の動きを学習させている最中とのことです。
数千匹のミツバチの動きをそれぞれ個別に同時に追跡し、リアルタイムで行動分析できる・・・・。人間には絶対できん事やな笑。こんな時代が来るとは・・いやはや。
フリッシュの発見したミツバチのダンスはよく知られていますが、その他にもまだ未発見の行動が見つかるかもしれませんとのこと。とても楽しそうです。



研究内容のプレゼン。
西洋ミツバチの遺伝的ルーツや、CCD(蜂群崩壊症候群)の原因ウイルスの特定、ヘギイタダニの感染ルートの解明などが研究課題のようです。
組合員からもたくさん質問が出て、今後この研究チームへのサンプル提供などいろいろ協力できますよという話で名残惜しくも終了となりました。だいぶ時間オーバーしてしまって申し訳なかったですがとても楽しい時間でした。

9日の火曜は旧歴の7月7日、七夕のお墓参りと掃除を少々。


沖縄では七夕とはお盆前の墓掃除のことらしい。


見上げるとトンボの群れ。雲も沖縄らしい?いい感じです。

沖縄で働き始めた事を祖父母が喜んでくれているらしい。いやいやこちらこそ有難いという気持ちでいっぱいでっせ。家族とご先祖様に感謝です。
数年前にはまさか昆虫に依存した生活をするとは想像もしておりませんでしたデス笑




ベッキー改めウメちゃん(正式名称:小梅)。割と人に慣れてきたが、この数日姿が見えない。ちょっと心配。

2016年8月2日火曜日

センダングサ咲き始める?

どうも例年より季節が先に進んでいるらしい。
サシグサ(タチアワユキセンダングサ)は8月下旬くらいから咲き始めるらしいのだが、今年はもう咲き始めている。



先週あたりからチラホラ咲いているのは気が付いていたが、こんなもんなのか?と思っていたら、親父曰く今年は早い、そうだ。
サシグサは天辺の花から咲き始め、下の枝へと咲き移っていくそうです。
言われて見れば確かに天辺の花が咲いている。

ミツバチの産卵も活発化し始めているし、やはり少し前倒しで季節が進んでいるみたいです。
しかしまだ暑さのせいか、目に見えて増えるという程ではない。
これは吉兆なのかはたまた・・・・。
とりあえず花粉ペーストをいつもの2倍増量で入れてみたがさて如何に。



40秒で支度しなってな感じ。コントラスト高すぎてスマホカメラじゃ追いつかん。

巣箱の三角屋根の日よけ効果はなかなかのものだが、いかんせん風に弱い。
来年からは別の手を考えなければ。
というわけで新しい巣箱の蓋を遮熱塗料で塗ってみました。
そして塗ってないものと蓋裏の温度を比較してみる。


塗った時、35度くらい。



塗ってない素の蓋裏は40度くらい。

確かに測り始めた時は5度くらいの差があってかなりGoodかなと思いました。
しかし、4~5時間経つと塗ったほうも37度くらいになる。沖縄の陽射し半端ない。塗料だけで3度差があれば大したものかもです。

もういっこコントロールとして遮熱塗料ではない普通の水性塗料の白を塗ったやつを測ってみたら、37度・・・・。意味ないかもです。でも温度上昇のスピードは遮熱塗料のほうがゆるやかなので沖縄県以外の日差しなら効果ありと言えるか。



虎縞ベッキーとブチ柄のブッチ。もう一匹、ショーンは恥ずかしがり屋で目が合うとすぐ逃げる。



ほんまにいるんか?そんなヤツ笑。てゆーかなんでチャーハンにグリンピース入ってんねん。ま美味しかったけど。