2016年11月7日月曜日

ミツバチの羽音

毎週の出荷作業で怒涛のごとく忙しかった10月が終わり、11月もだいぶ過ぎてしまった。昨日は久しぶりにお休みできました。

先週から気温が平地で最高28度、山の中で24度前後と涼しくなり、作業がはかどります。
風が強いと寒く感じます。といっても今だにTシャツ一枚ですが笑。
最低気温は山の中で16度前後まで下がってきたので、そろそろ巣箱の防寒対策をしなければ。

新女王の交尾・産卵開始も今年の春にくらべてスムーズにいっています。ワシも学習しました笑。
秋の未交王の分蜂騒ぎは、春にくらべて頻度少ないとはいえやはり元気の良すぎる群れは分蜂してしまう場合があります。なので王台の数を2個程度に調整する作業は必須です。

花粉ペーストの増量の効果もあり、また季節も増勢期に入っているので全体的に良い調子です。
蜂場に入るとミツバチの羽音がブンブン聞こえてきます。木漏れ日の中を光の粒のようになって飛んで行き、流星群のように巣箱に帰ってくるミツバチの羽音はまさに幸せの音色。
思わずうっとりしてしまい仕事を忘れてしまいます。
森の中で一人ニヤける中年男というのが客観的風景なので気を引き締めて仕事にかかる笑。


画質が荒くてなかなか雰囲気は再現できませんが・・・。


無駄巣を掃除していたら蜜が溜まっていたのでイタダキマス。
うむ、うまい。美味しいコーヒーが飲みたくなる甘さ。


先週からぼちぼちとアサグラ(フカの木)が開花し始めているので、そろそろ今溜まっているセンダングサの蜜を搾らねばということで本日は採蜜作業を行いました。

 軽トラに三枚掛けの分離機を積んで、各蜂場を回ります。

貯蜜圏、蜂児圏、花粉のバランスが美しい。

もしアサグラが流蜜すれば、12月前半までに「にがあま蜜」が採れるハズ。
アサグラは風に弱いので例年は台風で被害を受けて蜜を出すほど樹の体力が残っていないのですが、今年は本島直撃がほぼゼロだったので ここ数年ほとんど採れなかった「にがあま蜜」に期待大です。「にがあま蜜」はその名のとおり、ほんのり苦い変わった蜂蜜で、好みが分かれます。好きな人はとてもファンになってくれます。


修理しても雨漏りするボロ巣箱は順次新しい巣箱に箱換えしています。
やっぱり新しいのはいい。
フタは遮熱塗料、本体はオスモカラー、底板はクレオソートのハイブリッド塗装。力作です笑。


近所の田んぼで稲が収穫期。因みにこれは今年2回目の収穫です。沖縄は2毛作なんです。
さらに因みに石垣島は3毛作です笑。